2007年7月29日
光と音の芸術
夏といえば花火。日本人の心に「花火」というものが深く刻み込まれているのか、夏になると夜空を彩り鮮やかに染める光と音の芸術を見たくてたまらなくなります。ということで昨日、花火を見に行ってきました。訪れたのは浦安市の花火大会。正確には「浦安市納涼花火大会」といいます。
実は去年も浦安の花火大会を見に行きました。
浦安の花火は毎年必ず「隅田川花火大会」と同日日程で開催されます。というのも、警備体勢や何やかやが大変で、浦安市に一気に人が集まってしまうと大変なことになってしまうため、激しく人が集まってくる隅田川花火大会と同じ日程にして浦安への人出を多少減らしているようなのです。ということで、浦安の花火自体は人出も少なく、かなりゆったり花火を見ることができるのです。
とは言ってもちゃんと席がとれるか気になるもの。昨日は午前中から準備をして昼の12:00ごろに家を出ました。最寄り駅の京葉線新浦安駅に着いたのは13:30ごろ。テクテク歩いて会場に向かっていきました。この時間から場所とりしておけば、メイン会場の中でもさらに前の方に席を取ることができるのではないか、という目論見でした。30分ぐらい歩いてようやく会場に到着。と思いきや、不思議なことに人がほとんどいないのです。場所とりのゴザもまばらにしか敷かれておらず、たこ焼きや焼きそばの屋台すらも出ていなかったのです。状況をよく理解できないまま会場あたりをウロウロしていたら警備員さんらしき人がいたので、話かけてみました。
「花火大会の会場ってココでいいんですよね?」
「あー、今年から場所変わったんだよ」
かなりビックリしました。花火大会の会場なんてそうそう変わらないものだと思っていて、いつもの場所へ行けばいいや、ぐらいにしか思ってなかったので場所を全く確認していなかったのです。というわけで警備員さんに今年の会場の場所を教えてもらい、再びテクテク歩いて移動。
結局14:30ごろに今年の会場に到着したのですが、メイン会場ですら全くもってスカスカ。5分の1ぐらいしか会場が埋まっていないのです。これはもしやもっと遅い時間にやってきてもよかったのではないかと思ってしまいましたが、到着してしまったものは仕方ないので、ゴザを広げて花火が始まるまでのんびり文庫本を読みながら時間をつぶしました。
そして19:30。いよいよ花火大会がスタート。浦安の花火は関東では唯一、「鍵屋」が直接主催する花火大会。打ち上げ花火数自体は少ないものの、他の花火大会とは比べものにならないぐらいの素晴らしい「演出」を感じることができます。とは言っても花火を撮影するのはすごく難しい。僕自身、花火の撮影は今年で2回目なのですが、やはり難しいものは難しい。そもそも露出とシャッタースピードのバランスが一定しないので、一回ごとにフルマニュアルで露出とシャッタースピードを調整しないといけないのです。
そんな難しい状況の中で撮影した中の一枚が今日の写真です。膨大な数の花火を一気に打ち上げた瞬間を撮影したものです。写真の中に光の玉みたいなものがたくさん映っていますが、この1つ1つが花火の爆発です。この写真の中だけでも50個以上の光の玉があるわけで、これらが一気に爆発したときの印象たるやまさに筆舌尽くし難し。言葉にできないほどの感動を味わうことができました。
今年の夏は他の花火大会へ行く機会がなさそうな気がするので、次は来年。もっとグレードアップした花火写真を撮れるように腕を磨いておきたいと思っています。
アップロード日時 : 2007年7月29日 16:16 撮影場所 : [ 千葉 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 浦安市日の出地区 第29回浦安市納涼花火大会 |
撮影日時 | 2007年7月28日 20:29 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | マニュアル |
露出補正 | ±0EV |
露出時間 | 1.6秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 46mm |
絞り | f/16 |