2006年3月 9日
受験シーズン
受験生がお参りに行く言えば、全国の「天満宮」系の神社と相場が決まってます。僕の地元の福岡県には太宰府天満宮があり、僕も例にもれずお参りにいったクチです。お守りを買うだけじゃ飽きたらず、確か絵馬まで書いたような記憶があります。
願いが叶った後のお守りは再び神社に奉納しないと不幸になるというような迷信がありますが、そんな話を僕はけっこう真に受けていたので、大学に入学して京都に移り住んでから、今度は京都の北野天満宮に奉納しました。
高校時代、勉強をほとんどしなかった僕は模試のたびにいつも劣悪な偏差値をたたき出しては、担任の先生からどやされてました。しかし人間、何がきっかけで転機が訪れるかわからないものです。僕の場合はつき合っていた女の子にフラれたのがきっかけで、ハッと我に返り勉強するようになりました。フラれたのは高校2年の終わり。すぐに大学受験のシーズンがやってくるという時でした。高校3年になってからは、毎朝5:30起き、7:30ごろ学校に着いて、すぐに勉強開始。夜は21:00まで勉強して23:30には寝るという生活を1年間繰り返しました。そんな勉強づけの日々のさなか、太宰府天満宮のお守りをゲットしたのです。お守りなんてただの気休めと言えばその通りなのですが、窮地に追い込まれた人間はワラにもすがりたくなるものです。そのお守りを大切に持って受験会場に行ってました。
この写真は湯島天満宮の境内に咲いている梅です。そう言えば僕が受験生だった当時、梅を見た記憶がないのですよ。おそらく太宰府天満宮に行ったのが 12月の終わりぐらいだったと思うので、まだ梅が咲いてなかったんだと思います。そしてお守りを奉納した北野天満宮には4月末ぐらいに行ったので、これまた梅が散ってしまっていて見ることができなかったような気がします。だから、天満宮と言えば一般的には梅がシンボルマークですが、僕にとっては受験と梅があまり結びついていないんですよね。
この写真を撮影したのは2月11日、センター試験も終わり、私立大学の入試がもう始まっている時期です。にもかかわらず境内にはけっこうたくさんの受験生がいました。国立大学の入試を控えた人たちなのかもしれないですが、何はともあれ、境内にいた人たちはみな一様に真剣な顔つきなんですよね。
今でも受験シーズンに多くの受験生が「天満宮」に集まっている姿を見て、遠い昔、同じようなことをしていた自分の姿を思い出して、ちょっと懐かしくなりました。
アップロード日時 : 2006年3月 9日 00:21 撮影場所 : [ 文京区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 湯島天神 境内 |
撮影日時 | 2006年2月11日 17:02 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/60秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 40mm |
絞り | f/6.3 |