魅惑の大都会

地方都市から上京してきた僕にとって、新宿ってのは言ってみたら超大都会なわけです。西口の超高層ビル、東口の雑踏、ちょっと足を伸ばせば歌舞伎町の雑多な世界というように、何もかもが渾然一体となったこの新宿という街がすごく魅力的に見えたのです。「何かをしたい」「何かを買いたい」と思ったとき、新宿に行けば必ず用件を満たすことができるのも魅力の一つでした。

渋谷や池袋も大都会ですし、店もたくさんあって、何かをするには便利な街ではあるのですが、こちらはあまり魅力を感じないのです。そもそも池袋なんて仕事で訪れたのがほとんどで、プライベートでは2〜3回しか行ったことありません。渋谷は仕事関係で2年ぐらい毎日のように通ってましたが、いまいちなじめませんでした。そもそも渋谷は年齢層が若いんですよね。基本的に高校生の街というイメージがあります。池袋は年齢層という面ではあまりギャップを感じなかったのですが、なんだか訪れる機会がないまま今に至っています。一方新宿はというと、今住んでいるところから近いということもあるため、頻繁に訪れます。しかも、僕のカメラ機材もろもろはいつも新宿で購入しているので、何か新しい機材を物色したいと思ったら、まず新宿でいろんな店をめぐり品定めをします。

今日の写真は新宿駅南口付近で撮影したものです。何やらエフェクトがかかっているっぽいですが、実は何も加工していません。撮ったままの状態です。ときどき、普通に撮影しているだけでは飽きたらず、いろんなテクニックを使ってみようと試みることがあります。今日の写真もそんな中の一枚です。