自然の遊び場

僕の子どものころは学校が終わったら家の玄関にランドセルを放り投げて、すぐさま走って遊びに出かけたものです。公園だけじゃなくて家と家の間の路地や雑木林の中なんかも遊び場の一つでした。ところが、東京に出てきてからというもの、遊びまくる子どもの姿をすっかり見なくなってしまったような気がするのです。

...というような疑問があったのですが、先週の日曜日、写真を撮りに巣鴨に行ったときに目撃しました！すごくたくさんの子どもたちが路地裏のような場所で遊んでました。最近は物騒な世の中なので、親たちが子どもを安心して遊ばせられる場所ってあんまりないんでしょうね。大きな道路に出ると車の往来が多くてやっぱり不安でしょうし、繁華街はそもそも治安がよろしくないので、これまた不安でしょうからね。路地というのは街にとって案外重要なファクターなんじゃないかとさえ思ってしまいます。

そして昨日、新宿御苑に行ったときもやたらとたくさんの子どもがいました。こちらは入場料が必要なので、子どもたちの近くには親の姿もありました。広大な芝生や雑木林がある新宿御苑は、子どもの遊び場としては格好の場所なのでしょうね。でも、逆に言うと新宿御苑のような限られた場所しか都内では自然がないということなんですよね。大きな都立公園は都内でも何カ所かありますが、それ以外は基本的に自然なんて全くないわけですからね。東京って便利な街であることは確かなのですが、子どもを育てる環境として考えた場合、近くに自然が残る場所がないのはちょっと厳しい感じがしますね。

ちなみにこの写真は昨日訪れた新宿御苑で撮影した一枚です。なぜだか知りませんが、外国人の子どもがけっこう多かったです。日本で働く外国人の子どもたちも遊び場探しで苦労しているのかもしれませんね。