2006年5月 8日
心に響く風景
かなり悩みました。今日も撮影に出かけるかどうか。でもさすがいろいろやるべきことが山積している状態で、しかも外は雨。いや、雨なら雨で撮りたいシチュエーションはたくさんあるのですが、何はともあれ疲れていたこともあり、今日は撮影に出かけるのをやめました。ということで今日はずーっと室内で過ごしました。昼過ぎ、何気なくテレビをつけたままPCに向かっていると、テレビから聞こえてきたのは小田和正の印象的な歌声。画面を見ると、流れていたのはコカコーラの新しい緑茶のCM。パッと見た瞬間、激しい衝撃を受けました。久々です。こんな衝撃を受けたCMを見たのは。
コカコーラの「一」というお茶を知ってますか?「はじめ」と読みます。このお茶がリニューアルしたというCMなのですが、ものすごく印象的なのです。緒方拳が出演するこのCMでは「一面の茶畑」「どこまでも広がる青空」「水滴がしたたる茶葉」など、とにかくさわやかな光景をスローでつないでいるのです。しかもBGMに小田和正のこれまたさわかやな歌声が流れているわけです。いやー、ビックリしましたね。連休最後の日の何気ない昼下がりに、こんな心を打たれる映像を目にするとは思いもよりませんでした。
そもそも僕はCMという映像作品が大好きなんですよね。CMはテレビ番組なんかと違い、ものすごく手間暇かけて作られています。15秒、30秒という短い時間で何もかも全て表現しなければならないという、言ってみれば究極の短編映画なんだと思うんですよね。企業も広告代理店もCM制作会社も、短い時間に全勢力を注ぎ込んで制作にあたるわけです。どんなCMでも、それなりに熱い情念を感じるんですよ。そんなわけだから、自分自身の嗜好と近い映像が流れたときには、ズカーンと心を打ち抜かれてしまうことがあります。今日見たCMがまさにそうでした。結局のところ何がよかったかと言うと...
1.一面の茶畑
2.どこまでも広がる青空
3.水滴したたる茶葉
なのですよ。「晴れわたった青空」や「みずみずしい緑色をした植物」って不思議と心を打つんですよね。今回、栃木と福島を旅してきましたが、そういった光景が目白押しでした。今日の写真もそんな中の一枚です。大内宿を見終わって喜多方へ車で移動している途中、ドーンと広がる田園風景が目に飛び込んできたので、つい車を停めてカメラ片手に飛び出していきました。一面に広がる田んぼ、海のように深い青空といった、心に響く要素満載の場所だったのです。中でも、田んぼの真ん中に通っている線路。これがまたいい味出してくれてるんですよ。
そんなことをいろいろ考えた結果、気づきました。僕は「透明感があるもの」「はかないもの」「切ないもの」、こういうものに心を動かされているようです。確かに今までの写真を見てみると、そんな傾向を感じられます。今日の写真も透明感ある青空に単線のレールという切なげなイメージを出すものに感化されてシャッターを押しています。お茶のCMにしても晴れわたった青空、新茶のみずみずしさという透明感とともに、小田和正の歌の透明感と切なさに感化されたんだと思います。
何はともあれ、今回はコカコーラのCMに完全に感化されました。なので静岡に行ってきます!もし僕がマイカーを持っていたら、おそらく今日、CM見た瞬間にカメラを持って静岡に向かっていたでしょう。でもさすがに手持ちの移動手段が原付しかないというのは、心許ないものです。原付で静岡に向かってたらおそらく夜になりますからね。そもそも電車で移動した方が早いですし。とは言っても、今月は何やらバタバタする予感がするので、今月末か来月初旬あたり、梅雨に突入する直前ぐらいに行ってみたいと思います。
アップロード日時 : 2006年5月 8日 00:02 撮影場所 : [ 福島 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 会津若松市門田町周辺 会津鉄道の踏切 |
撮影日時 | 2006年5月 4日 11:05 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/100秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM |
焦点距離 | 10mm |
絞り | f/8.0 |