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2006年5月20日
思考の揺り戻し
人間の思考というのは不思議なもので、常に相反する真逆のものを求めているように思えてならないことがあります。例えば毎日アップしている写真。ちょっと前に自然の風景ばかりを連続してアップしていたのですが、あるとき突然雑多な雰囲気の写真をアップしたくなり、イキナリ都会の写真をアップしてしまいました。さらに、ここのところゴチャゴチャした構図の写真が多かったので、その反動で今日はスッキリした写真をアップしたい衝動にかられ、この写真を選んでしまいました。
これは恵比寿ガーデンプレイスの一コマです。非常にシンプル。ということはですよ、アップする写真を選ぶときですら気分に左右されるのですから、撮影するときは、そのときの感情にかなり左右されているのではないかと思ってしまいます。
僕は普段の生活をおくっているときと写真を撮るときの差が極端に激しいのです。普段はそれなりに気をはりめぐらせて生活をしているのですが、カメラ片手に街を歩くときは脳が2%ぐらいしか動いていないのです。ほぼ何も考えていません。さらに言うと視覚情報もかなりあやふやだったりします。例えば普段は信号機を見たら「これは信号機だ」と認識するのですが、カメラを持っているときは信号を見ても「色のついた円が並んでる」ぐらいにしか認識していないのです。要は色とおおまかな形ぐらいしか見ていません。ということは、おそらくそのときの心情がビビッドに撮影という行動に伝わっているのではないかと想像できます。
そう考えてみると、なんとなく納得できることもあるのです。例えば毎週写真を撮りにどこかへ出かけていますが、時に同じ場所を連続して訪れることもあるのです。例えば新宿・表参道・汐留などはこれまでも何度か訪れました。しかし撮影する写真はその都度違うテイストに仕上がってしまうのです。僕としては、できれば毎回ある程度平均的なグレードで撮り続けられた方がよかったりもするのですが、いざ撮影に出てしまうとそんな考えはスッパリなくなって、心おもむくままに撮影しちゃうのです。そしてできあがりをみたら、すごくいいときもあれば、全く納得できないときもあったりします。なかなか思い通りにいかないものです。
アップロード日時 : 2006年5月20日 03:01 撮影場所 : [ 目黒区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 恵比寿ガーデンプレイス ジョエル・ロブションの外階段 |
撮影日時 | 2006年3月12日 14:09 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | +1/3EV |
露出時間 | 1/400秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 24mm |
絞り | f/8.0 |