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2006年5月22日
初夏の落葉
今日は本郷の東京大学を訪れました。2週間前にも写真を撮りに訪れているのですが、全ての写真が失敗作だったため、そのときの写真は人知れず闇に葬ってしまいました。ということで今日は再度、東京大学に挑むため本郷を訪れました。
東京大学というのは、ひとことで言うならばキャンパス全体が歴史的建造物みたいなもの。どこを見ても味があり、趣があるのです。実はこういうところの撮影こそ難易度が高いのです。というのも、味のある歴史的建造物をそのまま広い範囲で撮影したとしても、それはかなり散漫なイメージになると思うのです。味があるということは、その「味」たらしめているものがどこかに潜んでいるもので、その部分にフォーカスしないと、おそらく安直な雰囲気の写真になってしまうような気がします。例えば「赤門」の場合、テレビや雑誌で誰もが一度は見たことあるのではないかと思います。でもこれを真正面から撮影しても、これといって何の感慨もないものになってしまうと思うのです。
ということで、何をどう撮るか決まらないままフィーリングで適当にキャンパス内を撮ってまわっていました。そんなときふと、路上に落ちているイチョウの葉が目についたのです。東京大学と言えばイチョウの葉。イチョウをメインにした写真はどうだろう?と思い撮影してみたのが今日の一枚です。
この時期のイチョウはまだ濃い緑色。でも、この色を見た瞬間、初夏のイメージを頭に思い描くことができたので、あえて初夏のイメージを表現すべく撮影してみました。東京大学のキャンパス内では、実はいろんな植物を目にすることができます。そんな植物たちが四季を通じていろんな光景を見せてくれそうです。次回は初秋にでもあらためて写真を撮りに訪れてみようと思います。
アップロード日時 : 2006年5月22日 00:31 撮影場所 : [ 文京区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 東京大学本郷キャンパス 安田講堂 |
撮影日時 | 2006年5月21日 17:32 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 400 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/15秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM |
焦点距離 | 10mm |
絞り | f/22 |