2006年5月30日
石壁のアクセント
昨日訪れた東京都現代美術館。この界隈でたくさん写真を撮っていたのですが、夕方に近づくつれだんだん腹が減ってきました。見渡したところ周辺に食べ物やは見あたりません。どうしたものかと悩んでいたら、美術館に「→レストラン」のような案内板が出ているじゃないですか。どうやら館内にレストランがあるもよう。建物の外側に沿って作られてたスロープをつたって地下1階に降りてみると、ホントにレストランがありました。値段が高めだったのでちょっと困ってしまったのですが、そこはあわてず大人の雰囲気で「カレーをお願いします」と一番安いメニューを注文。ゆったりとした時間を過ごしレストランを出ます。
率直なところ、こんなカレーの話はどうでもいいのですよ。食事を終え地下1階の中庭のようなところに出たところ、周囲の風景に比べたら幾分薄暗いその空間に、なにかいわく言い難い落ち着いた雰囲気を感じたのです。石と水でできたオブジェが広がる薄暗い空間。でも何かのんびりくつろげる不思議な雰囲気が充満していました。今日の写真はそんな中の一枚です。
建物の外から直接地下1階に降りるスロープの石壁には、なぜかわかりませんが目線よりも高いエリアに水がたまっている空間があるのです。そこからチョロチョロと水が漏れ出て、壁づたいに水が少しずつ流れているのです。その流れの途中に、どこからかやってきた葉っぱがひっかかっているのが目にとまりました。その写真が今日の一枚です。石壁にくっついたコケが、この場所はよく水が流れている場所だということを明示的に表しています。グレーの石壁に緑のコケと葉。不思議な組み合わせですが、この光景に思ったより心惹かれてしまいました。何気ない様子の中にちょっとしたアクセントがあるだけで、風景って想像以上に魅力的に見えてしまうものです。
アップロード日時 : 2006年5月30日 00:19 撮影場所 : [ 江東区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
---|---|
撮影場所 | 東京都現代美術館 |
撮影日時 | 2006年5月28日 16:34 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/60秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 70mm |
絞り | f/4.5 |