2006年6月 8日
微細な変容
子どものころって身の回りのいろんなものに敏感だった記憶があるんですよね。近所の家の花の咲き具合、雑草の背丈、雨が降りそうな気配、季節の変わり目の空気のにおいなど、身の回りの自然の変化をすごく敏感に察知していたような気がします。
それは一言でいうならばいろんなものに対する好奇心が強かったんでしょうね。でもやはり大人になるにつれて、自然のことなんかよりも気になることが激増してしまうので、いつの間にやら自然の出来事に鈍感になっていきます。だから僕は写真を撮りに出かけるとき、できるだけ頭をカラッポにして、五感の感じるままに自然の様子を見るように心がけています。そんな状態で見つけたのが今日の写真です。
これは先日、軽井沢を訪れたとき、畑の脇に生えていた雑草です。何気なく横を通り過ぎようとしたとき、葉に水滴が並んでいる様子が見えたのが気になったのです。こういう光景、普段の生活ではなかなか気づくことはできません。かくいう僕も普段の通勤途中にこういう光景があったとしても、ほぼ確実に気づかず通り過ぎてしまうと思います。できることなら仕事の行き帰りであったとしても、草についた水滴ぐらい気づくことができる心の余裕がほしいところなのですが、実際はなかなかそうもいかないというのは悩ましものです。
アップロード日時 : 2006年6月 8日 01:45 撮影場所 : [ 長野 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 軽井沢町 大字長倉周辺 |
撮影日時 | 2006年6月 3日 18:37 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 400 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/50秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF50mm F1.4 USM |
焦点距離 | 50mm |
絞り | f/2.8 |