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2006年6月20日
シリーズ「宵」-一瞬の絶景-
先週、シリーズ「赤」と題して「赤」の色彩を持つものをピックアップしてきました。そこで今週は「青」をテーマに写真をピックアップしようかと思っていたのですが、昨日あらためて手持ちの写真を見直してみたら、意外にも「青」の写真が少ないことに気づいたのです。いや、「青」もなくはないんですよ。でもそれってほとんどが天気のいい日の「青空」の写真なんです。それだとさすがに変化に乏しいのでシリーズにするには厳しいものがあるのです。そこで考えました。同じ「空」を扱うのであれば昼間の青空ではなくて別のテイストでシリーズを展開できないか。そこで思いついたのが宵闇の世界です。日没後、まだわずかに明るさを保っている「宵」の空。オレンジから濃紺へと刻々と移り変わるその色彩を今週はピックアップしてみました。
ということでシリーズ「宵」初回はこんな写真を選んでみました。これは今年の2月12日の17:30ごろ、明治通りと新目白通りの交差点付近から撮影した高田馬場方面の写真です。日没後しばらくしてからの写真なのですが、低い場所ではまだうっすらとオレンジの色彩が残っているものの、上空では濃紺の夜の世界が広がりつつある様子が見てとれると思います。そして上空に小さな雲が流れているのですが、日没後でも高度の高い場所ではまだ太陽の光が届いているのか、雲がオレンジ色に染まっています。普段、見慣れている何気ない街並みでも、タイミングさえよければすばらしい光景へとその姿を変えてくれます。でもそんな光景を見ることができるのは夕暮れの時間帯でもほんの一瞬だったりします。そんな時間帯にたまたま居合わせることができるというのは、もしかしたらすごく幸せなことなのかもしれませんね。
アップロード日時 : 2006年6月20日 00:22 撮影場所 : [ 新宿区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 新宿区西早稲田 高戸橋交差点 |
撮影日時 | 2006年2月12日 17:26 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -4/3EV |
露出時間 | 1/400秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 24mm |
絞り | f/2.8 |