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2006年6月21日
シリーズ「宵」-街灯が照らす景色-
夕暮れ時、まだ完全に暗くならない時間帯、街は明かりが灯り始めます。街角の街灯という街灯が点灯するのですが、最初は空が明るくて街灯がついていることがまったくわからないのですが、そのうち陽も暮れ徐々に空の明るさが失せていくにつれ街灯の明るさが際だってきます。そんな瞬間の街と空と街灯の関係性がとても好きです。
今日の写真はそんな様子を写した一枚です。天王洲アイルの運河沿いの道を撮影したものですが、このときもちょうど日没後の、徐々に暗くなりゆく時間帯でした。そもそも僕は街灯というのもに並々ならぬ魅力を感じています。街灯はいわば人工的な明かりです。日中は「太陽」という絶対的な光源があって風景全体がたった一つの明かりによって照らされている状態なのですが、街灯というのはいろんな場所にたくさん設置されていて、その場所ごとにスポット的な明かりを提供してくれています。この限定的な明るさこそが幻想的な雰囲気を作り出しているような気がするのです。
特に夕暮れどき、まだ完全に暗くなる前の時間帯は、周囲の風景も若干見えていて、かつ街灯の明かりがクッキリ見えるようになる時間帯です。この一瞬の時間帯こそが昼と夜の風景のちょうど変わり目であるかのような、そんな感じがします。
アップロード日時 : 2006年6月21日 01:00 撮影場所 : [ 品川区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 天王洲アイル |
撮影日時 | 2006年3月11日 18:07 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -2EV |
露出時間 | 0.4秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 67mm |
絞り | f/5.0 |