2006年6月26日
既知の初見
今日は井の頭公園を訪れました。これまで自分の中の「訪れてみたい場所リスト」に含まれていたのですが、機会がなくて訪れずじまいだった場所です。この場所、いろんな人と話をしているとよく会話の中に出てくるのです。桜の時期には「井の頭公園で花見をした」だとか、ペットを飼っている人は「井の頭公園で犬の散歩を...」などなど、なにかと話題に上ることが多い井の頭公園。一度訪れてみたいと思っていたのです。
吉祥寺駅から丸井の横を通って公園に向かったのですが、公園に向かって階段を下りている途中、ふと「この風景、どこかで見たことある」ということに気づいたのです。井の頭公園を訪れるのは確かに初めてです。どこで見たのか気になって記憶の糸をたどってみました。すると、この景色は全部マンガの中で見た風景だということに気づいたのです。ジャンプで連載していた「ろくでなしBLUES」で出てきた風景だったのです。公園の入り口の階段、野外音楽堂、池の上にかかる橋などなど、初めて訪れた場所なのに記憶の中では「既に見たことがある風景」として処理されていました。マンガといえど、そのリアルな描写は記憶にすら影響を与えるものなのですね。
そんなわけで、初めて訪れるのになぜだか懐かしい感じのする公園をグルグルと端から端まで歩きまわってみました。するとふと、公園の中を電車が突っ切っている場所にでくわしました。これは新鮮な光景でした。そもそも山手線の内側にある公園の場合、いろんな電車が横切っていることはあれどそれらは全て地下鉄。地上を突っ切って走るような場所は全くありません。それなのに井の頭公園では公園に高架橋が設置されていて、そこをバシバシ電車が通っているじゃないですか。どんな路線が走っているのか気になって見てみたら、京王井の頭線でした。なるほど、だから井の頭線なんて路線がついてるんですね。井の頭公園を突っ切っているから井の頭線、妙に納得感がありました。が!そんな名前の由来なんてどうでもいいんです。それよりもむしろ公園を突っ切る形で敷設されている高架橋が、周囲の風景と不思議にマッチしていたことがすごく興味深く感じました。ということでそんな様子を撮影したのが今日の一枚です。緑一色の背景の中、妙に古めかしい橋脚が絶妙なマッチングを見せてくれています。
今日は小雨がちらつく中での撮影だったので、けっこう慌ただしく公園を去ってしまいました。今度訪れるときは天気のいい日をねらって、池に面したベンチあたりでのんびり時を過ごしてみたいものです。
アップロード日時 : 2006年6月26日 00:26 撮影場所 : [ 都下 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 井の頭恩賜公園 |
撮影日時 | 2006年6月25日 12:58 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/100秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF70-200mm F2.8L IS USM |
焦点距離 | 165mm |
絞り | f/2.8 |