闇夜の小道

自分の家の周りをのんびりブラブラ歩いてみていると、いつのまにやら神田川沿いの江戸川公園にたどり着きました。この公園、僕がいつも会社に出勤するとき通っている道の、川を挟んだ反対側に位置しています。普段は遠目に見ているだけだったのですが、今日はあえて公園の奥深くまで入って行ってみることにしました。遠くから見ているとただ単純に普通の公園でしかなかったのですが、よくよく見てみると公園の奥は急な斜面になっていて、その斜面沿いに歩道のようなものが見てとれます。すごく気になったので、歩道を歩いて登っていってみると、これが想像以上にいい雰囲気なんですよ。そもそも夜の公園というのも自体、ミステリアスな感じがして魅力的なのに、さらに急斜面に沿って張り巡らされた細い歩道がえもいわれぬ一種独特の雰囲気を醸しだしてくれていました。普段から見慣れている場所は先入観からか、ついつい自分の中のチェックリストからはずれてしまうものです。でも、そんな場所でもよくよく見てみると、想像もしてなかった風景が潜んでいたりするもので、なかなかあなどれません。