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2006年8月19日
最後の輝き
夕焼け空というと、太陽が地平線に沈む直前の出来事というイメージがありますが、実はそんなことはないのです。太陽が沈む前の夕焼けは、オレンジ色の雲が特徴的で、鮮やかな色彩をしています。ところが太陽が沈んだ後にも夕焼けは発生するのです。太陽が西の空に沈みかけたときに普通の夕焼けが発生し、しばらくするとオレンジ色の光は消えて濃紺の空が広がっていきます。
ところがそのまましばらく待っていると空は再び色づき始めることがあるのです。日没後の夕焼けは日没前のそれとは違い、鮮やかな色合いは見せてくれません。ところが、このとき雲は淡く紫に近い光で染まるのですが、その姿はすごく情緒的で、ついつい目が離せなくなってしまいます。
そんな日没後の夕焼けの様子を撮影したのが今日の一枚です。日没前の夕暮れはハッと目をひく強さを持っていますが、日没後の夕暮れはむしろ見ている人の心を静めてくれるような、落ち着いた姿を見せてくれます。この姿を見ることができる時間帯、街はもはや夜の帳が降りはじめているのですが、空は最後の輝きを静かに放ち続けているのです。
このような夕日は、おおよそ日没後30分以内に見ることができます。雲が少しずつ色づきはじめ、すぐに夜の闇に飲み込まれてしまいます。時間にして数分ぐらいしか見ることができません。もし夕焼け空を見る機会があったら、日没後もしばらく見続けてみてください。もしかしたら言葉を失うぐらい美しい光景を目にすることができるかもしれませんよ。
アップロード日時 : 2006年8月19日 04:26 撮影場所 : [ 豊島区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | サンシャインシティ サンシャイン60 展望台 |
撮影日時 | 2006年8月12日 18:53 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/50秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM |
焦点距離 | 10mm |
絞り | f/3.5 |