頭上の飛行物体

と言っても都内のメジャースポットは既にほとんど撮りつくしてしまった感があるので、どこに行くのか悩みました。仕方がないので最寄り駅の江戸川橋から有楽町線に乗り、移動しながら考えることにしました。飯田橋、市ヶ谷、麹町...と過ぎゆく駅名を見てもいまいちピンとくる場所がありません。続いて永田町。「！」とひらめき電車を飛び降りました。そう、よく考えてみたら霞ヶ関界隈はこれまで撮影したことがなかったのです。あの界隈はかつてテレビの仕事をしているとき小型のムービーカメラを持って単身、撮影に訪れたことがあるのですが、その度に警察から「君！何やってるの？」と職務質問されていたのです。そのため、永田町・霞ヶ関のあたりは撮影場所として無意識的に考えなくしていたのです。

永田町の駅から地上に出て、議員会館側から国会議事堂の横を通り過ぎつつ写真を撮りまくります。日曜日の霞ヶ関は人通りがほとんどなく閑散とした雰囲気。所々、警察が立っているのですが、もはや職務質問されることもなく無事通り過ぎることができました。

その後、中央官庁街をグルグル歩き回りながら写真を撮ってまわりました。法務省の横を通り内堀通り沿いを歩いていると、ふと日比谷側の空に浮かんでいる月が目に飛び込んできました。そのときの撮影したのが今日の写真です。左側に見える塔のようなものは東京宝塚劇場の先端部分。さらに東京の空にはいろんなモノが見えるもので、このときも月だけでなく鳥と飛行機が飛んでいる様子を撮影することができました。これだけいろんなモノが空に見えるのならば、ヒマなとき、空を見ているだけでもけっこう時間をつぶせそうな気がしてしまいます。