2006年9月26日
黄金色の西空
枕草子の冒頭、清少納言は春夏秋冬の見所について語っています。中学だったか高校だったか、古文の授業で始めてこのフレーズを見たとき、春夏秋冬が表す日本の四季の美しい風景が目の前にありありと浮かんできました。この中で秋については「秋は、夕暮れ。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに」と触れられています。これ、まさに的を射たすばらしいフレーズだと思うのです。秋は上空の空気が澄んでいて、空がすごく高く見えます。そういった中、西の端に沈む太陽が作り出す光と雲の芸術。そんな様子を、冒頭の短い文章で全て言い表しているような気がするのです。
今日の写真は先日訪れた埼玉県、巾着田で見た夕焼けです。西の空は太陽が黄金色に染まり、木々の間に太陽がゆっくりと隠れていくその様子は見事の一言。あまりの美しさの心を奪われてしまいました。太陽は薄雲で覆われているのですが、それでも輪郭がクッキリ浮き上がって見えるその様子は神々しさすら感じる情景でした。
アップロード日時 : 2006年9月26日 01:42 撮影場所 : [ 埼玉 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 埼玉県日高市大字高麗本郷周辺 巾着田 |
撮影日時 | 2006年9月23日 17:14 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/3200秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF70-200mm F2.8L IS USM |
焦点距離 | 200mm |
絞り | f/3.5 |
コメント
私ね、真っ赤な夕焼けよりこういう夕焼けが好き。
そんで、だんだん沈んでいく時に紫色がかった部分と、オレンジ色が混ざったみたいになるところがあるでしょう。
それが一番好きです。
でもあんまり見たことないけど。
投稿者 ぺろたん : 2006年9月26日 03:56
オレンジと紫が入り交じった空の様子って見ていてため息が出るくらい美しいよね。でも、ホントになかなか見ることができないのが悩ましい。
投稿者 コーヒー : 2006年9月27日 01:19