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2006年11月27日
黄色の回廊
ここ最近、いろんな出来事が重なったため、ライフワークの週末写真撮影も多少おろそかになっていました。そこで、今日は気合いを入れて撮影に出よう!と思っていたのですが、目が覚めたら14:00。急いで身支度を調え外へ飛び出しました。
秋も深まってきて、都内でもそろそろ気合いの入った紅葉を見ることができそうになってきた昨今、そろそろ僕も紅葉の写真でも撮ってみようという機運が高まってきました。とりあえず新宿御苑へ行ってみようかと思っていたのですが、ウェブでいろんなサイトを見てみると、どうやら新宿御苑のもみじはまだまだ完全には真っ赤に染まっていない模様。それならばと、ちょっと遠出をしてみることにしてみました。
ということで訪れたのは立川の昭和記念公園。いろんなサイトの紅葉情報を見てみると、この場所、どうやら今まさに紅葉の見頃だとのこと。期待に胸ふくらませて訪れてみました。ところが!大きな誤算がありました。
そもそも昭和記念公園のことを僕は誤解していました。公園という名前がついているので、いわゆる代々木公園のように24時間いつでも適当に入ることができる場所だと思っていたのですが、どうやら入場料を払わないと入ることができない閉鎖空間であるらしいのです。入場料ぐらいはなんてことはないのですが、問題なのは開園時間。僕が昭和記念公園の入り口に到着したのは15:15ごろ。閉園時刻は16:30。なんと!1時間ちょっとしか時間がないじゃありませんか。これにはかなり焦りました。
そしてもう一つの誤算は天候です。この時期、太陽が沈むのは早く、15:00過ぎると空はどんどん暗くなってしまいます。しかも具合が悪いことに今日は雨がパラパラと降るような曇り空。環境光がとても暗いので、普通に手持ち撮影していたらシャッタースピードが遅くなって手ぶれ写真を量産してしまいます。僕はよほどのことがない限りカメラの感度を上げるようなことはしないので、そうなると三脚を使うしか方法がなくなります。するとその分、一つの被写体の撮影にいつもの数倍時間がかかってしまいます。
そんな悪条件の中、とりあえず撮影を始めました。園内のほとんどの木は色づきマックス!もみじは真っ赤に染まり、イチョウは黄色に染まっていました。しかし、太陽が出ていないためどの木もキラキラして見えないのです。できる限り天候の悪さを感じさせないような撮影を心がけたのですが、そもそも自然の風景を撮影するのに太陽が出ていないというのは絶対的にキビシイものがあります。そんなこんなでいろんな被写体を時間をかけて撮影してまわっていたら、「まもなく閉園時間です・・・」という園内放送が流れてきました。仕方ないので目につく風景を撮影しながら出口へと向かいました。そんな状態で撮影したのが今日の一枚です。出口の直前で見つけたイチョウ並木が見事に黄色く染まっていました。
昭和記念公園を訪れたのは今回初めてですが、すごく印象的な風景をそこかしこで見ることができました。できればまだ紅葉が残っているうちにあらためて訪れてみたいものです。
アップロード日時 : 2006年11月27日 02:50 撮影場所 : [ 都下 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 国営昭和記念公園 |
撮影日時 | 2006年11月26日 16:44 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 10秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 70mm |
絞り | f/14 |