街角散歩

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2007年2月 5日

冬の庭園

冬の庭園

京都になぜ多くの観光客が訪れるのか。そして京都がなぜ多く人々から「素晴らしい」と言われているのか。そういう京都の「よさ」みたいなものを若いころには理解できなかったのかもしれません。僕は大学時代の4年間を京都で過ごしたのですが、その当時は名所と言われるような場所をほとんど訪れることがありませんでした。しかし今ごろになって、京都の素晴らしさに気づき、足繁く上洛するようになりました。

今日訪れた大徳寺もまた、大学時代に周辺をウロウロしつつも、中に入ったことのない場所のひとつでした。実際に中を歩いてみると、様々な院や庵が点在しています。その中を見てみると、そのどれもが似た造りになっていつつも、それぞれ特徴的なのです。

そんな中、見たことのある庭園がありました。それが今日の写真の場所、高桐院の庭園です。とはいっても、直接見たことがあるわけではありません。その昔、 JR東海の「そうだ京都、行こう。」のCMで流れていた場所だったのです。CMで出てきたこの庭園は秋に撮影されたもの。この写真では庭園がコケで覆われていますが、CMでは一面真っ赤なもみじが敷き詰められていました。このCMがもう、「死ぬまでに一度は自分の目で見てみたい!」と思ってしまうほど、この世のものとは思えない美しさだったのです。

ただ、紅葉の時期になるとこの寺も恐ろしく混雑するんでしょうね。なんとなく想像つきます。大学時代に一度だけ、紅葉真っ盛りの時期に、紅葉で有名な寺を訪れたことがあります。平日だったのでそこそこ空いてるんじゃないかと軽い気持ちで訪れたのですが、いざ寺へ行ってみると尋常ならざる数の観光客が拝観のために長蛇の列を作っていました。今回は冬ということもあって比較的空いていたのですが、ここも紅葉の時期にはどえらいことになってしまうのではないかと容易に想像できてしまいます。それでも、できればいつの日か、真っ赤なもみじが敷き詰められたこの庭園を見てみたいものです。

アップロード日時 : 2007年2月 5日 02:11    撮影場所 : [ 京都 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 大徳寺 高桐院
撮影日時 2007年2月 4日 14:07
カメラ情報
カメラ Canon EOS 20D
フォーマットサイズ APS-C
ISO感度 400
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 1/400秒
レンズ情報
レンズ EF24-70mm F2.8L USM
焦点距離 28mm
絞り f/2.8

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