2007年4月 9日
花びらフワリ
今日は東京都知事選挙。僕は2月に文京区から転出し、いまは世田谷区に住んでいるのですが、ややこしいことに引っ越し時点で選管的にはもう名簿が出来上がっていたらしく、僕は文京区で投票しなければなりませんでした。そこで久しぶりに文京区の関口へ行ってきました。せっかく文京区を訪れたのだから・・・と思い、投票を終えた後、久しぶりに文京区で写真を撮ることにしました。ということで訪れたのは護国寺。
ちょうど去年の今ごろ、ソメイヨシノが全部散ってしまって完全な葉桜になったころ、偶然にも護国寺を訪れたのですが、そのときに八重桜が見事に満開を迎えていてとても感激した記憶があります。今日ももしかしたら八重桜が咲いている様子を見ることができるかもしれないと一縷の望みを託し、護国寺を訪れてみました。
すると、残念ながら八重桜はまだ二分咲きといったところ。満開までにはまだまだ時間がかかりそうな様子でした。仕方がないので、境内の様子でも写真に撮ろうと思い、カメラを持ってウロウロしていました。護国寺は四季を通して見所が多いところ。建物自体も威厳があり、写真を撮るには格好の場所です。この1年、折りに触れて写真を撮りに訪れていました。そんなわけで、建物や植物の写真を撮りまくっているとき、境内にふわっと風が吹き込んできました。そのとき、ソメイヨシノにわずかに残っていた桜の花びらがブワーっと散って、辺りは一面の桜吹雪。その美しさたるや筆舌尽くし難し。夢の中の風景と見まごうかのごとく素晴らしい光景でした。この美しい光景を写真におさめたい!と思い、「散りゆく桜の花びら」というイメージの写真を撮ってみることにしました。
ということで撮影してみたのが今日の写真です。散りゆく花びらの「はかなさ」みたいなものをイメージして撮ってみました。ちなみにこの写真、早めに白状してしまいますが後処理を加えたものです。そりゃまあ、こんな瞬間なんて奇跡でも起こらないと撮ることはできません。先の桜吹雪のとき、舞い散る花びらの1枚が僕の肩に落ちてきました。この花びらを材料にちょっと手を加えてみることにしました。花びらの軸の部分に超極細のピアノ線を刺してフレームの中に固定。この状態で写真を撮影して、後からピアノ線部分だけ消したのです。
実はこの手法、去年の桜のシーズンで一度やったことがあります。そのときは桜の花一房まるごとを固定して撮影したので、今年は花びら一枚だけでトライしてみました。
舞い散る花びらをアップで撮ることはほぼ不可能なので、せめてイメージだけでも再現させてみようと思い、久しぶりにピアノ線撮影にトライしてみました。花びらがあまりにもシャープなので、一見合成のように見えるかもしれませんが、合成はおろか色補正すらもやっていません。手を加えたのはピアノ線を消す部分だけです。できることなら花びらに太陽の光が当たってほしかったのですが、残念ながら今日は午後から曇りがちな空模様。太陽の光はほぼ出ていないに等しい状態だったので、こればかりはあきらめざるを得ません。
ちなみにこの護国寺、あと1〜2週間したら八重桜が満開を迎えると思われます。そのころ再び訪れて、目をみはるほど美しい八重桜の様子を撮影しようと思っています。お近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひ一度訪れてみてください。ソメイヨシノとは違った美しさを発見できると思いますよ。
アップロード日時 : 2007年4月 9日 02:15 撮影場所 : [ 文京区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 護国寺 |
撮影日時 | 2007年4月 8日 16:00 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 400 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -2/3EV |
露出時間 | 1/200秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 40mm |
絞り | f/8.0 |