2007年4月17日
終末の瞬間
八重桜が咲き乱れる中、ひっそりと幕を閉じようとしているものがあります。それはソメイヨシノ。先月末から今月はじめにかけて、開花の様子がニュースになるほどの盛況ぶりをしめしたその花は、いま静かに最盛期を終わろうとしています。
先日訪れた新宿御苑でも、パッと見た感じ、どれがソメイヨシノの木なのか判別しづらくなっていました。ほとんどの木々は花を散らせ、葉桜になってしまっているため、遠目に見た感じでは他の木々と区別がつけづらくなってしまっているのです。そんな中、今まさに散らんとする一枚の花びらを見つけました。風にゆられてたよりなくゆらゆら揺れるその様子を目にすると、切なさを禁じ得なくなってしまいます。
とは言っても、実は桜の美しい様子はこのあともまだまだ見ることができます。葉桜になった木々は、これから夏にかけて青々とした活力ある様子を見せてくれ、秋になると茶色に染まった紅葉を見せてくれます。いまこの時期に終わってしまったのは「花」の最盛期。桜の木そのものの季節はまだまだ続きます。
アップロード日時 : 2007年4月17日 01:19 撮影場所 : [ 新宿区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 新宿御苑 |
撮影日時 | 2007年4月14日 15:37 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/2000秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF70-200mm F2.8L IS USM |
焦点距離 | 180mm |
絞り | f/2.8 |