初日の出シューティング

関東で「初日の出」と言うとみんなどこで見ているのかサッパリわかりません。とはいっても本やネットで調べるのもめんどう。そんなわけで、いつも通り下調べなど全くせずに出かけてみました。今朝は3:30に家を出発。当初は三浦半島へ行こうと思っていたのですが、それだと東側にバカでかい房総半島がジャマかもしれない。だったら房総半島へ行ってしまえばいいじゃないか、なんてことを考えつつ一路房総半島へ。木更津や富津などの内房付近は東側に山があるため、やはり初日の出には不適。勝浦あたりだとキレイな日の出をおがめそうな気がしたのですが、いかんせん東京から遠く、移動中に太陽が出てきてしまう可能性もあります。ということでたどり着いたのは外房の九十九里浜。

海岸沿いを車で走っていると、山武市の蓮沼海浜公園という場所にちょっとした展望台っぽいものを発見。近場の駐車場に車を停めて展望台の真下へ行ってみると、誰かが薪を燃やして焚き火をしていました。どうやらこの場所は千葉県でも有数の「初日の出スポット」らしく、毎年多くの人がこの場所に初日の出を拝みにやってきている様子。ちなみに焚き火をしていたのは千葉県の職員の方。いわば千葉県オフィシャルな初日の出スポットだったのです。

適当にフラフラ移動していた割には、かなり的確なスポットを見つけることができました。6:15ごろに展望台にのぼり初日の出を待ちます。今日の千葉県外房地方の日の出時刻は6:49。寒さに耐えながらじっと待つこと35分、東の空はかなり明るくなり、今にも太陽が出てきそうな気配が漂ってきました。展望台から東を見るとそこは一面の海。はるか彼方まで広がる太平洋です。水平線付近に薄く広がる雲の切れ間から太陽がちょこっと顔を出した瞬間、周囲が一気に明るくなり、強烈な光が目にズゴーンと飛び込んできました。寒さで震える指先でシャッターを連写、いろんな構図の太陽を撮りまくりました。今日はそんな初日の出写真の中から一枚。

日本全国悪天候に見舞われている中、関東だけが好天。そしてかなりの偶然ですが絶好の初日の出ポイントまで見つけることができ、今年はいきなり幸先のよいスタートを切れたような気がしました。