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2008年1月15日
テーブル席の午後
両国界隈をウロウロしているとき、とある公園を発見しました。その公園を遠目に見たとき、いわゆる五重塔が建っていたので、てっきり寺だと思っていたのですが、近づいて公園のプレートを見ると「横綱町公園」というよくありがちな公園の名前。では五重塔は?と思い近づいてみると、どうやら戦没者慰霊塔とのこと。第二次世界大戦中、台東区・墨田区界隈は東京大空襲でかなり激しく空襲を受けた場所。慰霊塔の一つや二つあたっておかしくはありません。
公園の中をウロウロしていると、端っこにひっそりとたたずむ古めいかしい建造物が目に飛び込んできました。東京都復興記念館、看板にはそう書かれていました。入場無料ということだったので、中に入ってゆっくり展示物を見てみました。ここには東京大空襲だけでなく関東大震災の被害・復興がらみの展示物が並べられていました。よく考えてみると墨田区は関東大震災と東京大空襲という短期間に2回の大破壊を経験した街。おそらく多くの人々は大破壊を2回とも経験しているはず。そんな変化の激しい時代を生き抜き、その後街を見事に復興させることができたことに感銘すら覚えてしまいます。
写真はそんな復興記念館の中の一コマ。建物の中にひとつだけ資料閲覧用のテーブルが設けられていたのですが、曇りガラスの窓から差し込む午後の光がとてもやわらかな感じで、とても心安らぐ空間を作り上げていました。
アップロード日時 : 2008年1月15日 00:48 撮影場所 : [ 墨田区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 横綱町公園 東京都復興記念館 |
撮影日時 | 2008年1月13日 15:25 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -4/3EV |
露出時間 | 1/25秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 70mm |
絞り | f/3.2 |