2008年3月21日
細部の神域
今日は春分の日。毎年この日は用事があって京都へ出かけています。
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そして今年も京都へ行ってきました。ここ数年は前日から上洛していたのですが、今回は仕事の都合で前日入りできず、当日早朝の新幹線で移動しました。
そして今年も京都へ行ってきました。ここ数年は前日から上洛していたのですが、今回は仕事の都合で前日入りできず、当日早朝の新幹線で移動しました。
10:00ごろ京都へ到着。13:00から予定があるため、それまでの3時間を写真撮影に使えます。とは言っても所詮は3時間。あまり遠くへ出かけることもできないため、今回は駅からそう遠く離れてない場所をまわってみることにしました。ということで頭に思い浮かんだのは三十三間堂。京都駅を出て烏丸通りを歩き七条通りへ。そこから七条通り沿いに東へひたすら移動。川端通りを越えたあたりで三十三間堂が見えてきました。
しかし、ここでふと遠い昔の記憶が蘇ってきました。中学校の修学旅行で三十三間堂を訪れたとき、堂内は撮影禁止といろんな場所に書かれてあるにも関わらず、一人の友人がフラッシュをたいて写真を撮ってしまい、警備員から「写真を撮っちゃダメだ!」と言って追いかけられたのです。なんだかよくわからないまま、近くにいた僕も一緒に走って逃げた記憶があります。ということは、おそらく今でも堂内は撮影禁止だと思われます。となると、三十三間堂の中ではほとんど写真が撮れなくなってしまいます。それではわざわざ重いカメラ機材を東京から持参した意味がないので、今回は三十三間堂に入るのはやめました。
代わりにどこへ行こうか考えていると、ふと、七条通りと東大路通りの交差点の突き当たりに大きな寺っぽいものが目に飛び込んできました。近づいてみると、そこは智積院という寺でした。ガイドブックか何かで名前を見たことはあるのですが、訪れるのは初めて。ちょうどいいので中に入ってみました。
門をくぐって寺の中へ入ってみて、ハッ!としました。別に何か驚くような特別なものがあったわけでなく、いわゆる小規模な日本庭園があっただけなのですが、その庭の完成度の高さに衝撃を受けてしまったのです。最後に京都を訪れたのは昨年の10月。この5か月間、関東近郊でいろんな寺、庭園、公園などで写真を撮ってまわりましたが、智積院で見たその庭園は明らかに格が違ったのです。そもそも智積院は京都の寺社仏閣の中でズバ抜けて美しい場所というわけでもなく、いわゆる一般的なお寺です。しかし、関東近郊の名所の風景に目が慣れていた僕にとって、久しぶりに見る京都の庭園はかなり衝撃的なクオリティでした。
関東の名所はいずれもそれなりにキレイだったりするのですが、京都の風景はなぜかさらに上のクオリティなのです。おそらく違いはほんの細かいところなのだと思うのですが、その細部こそが視覚的印象に決定的な違いをもたらしているのではないかと思われます。
そんな智積院で撮影した写真が今日の一枚。苔むした地面を背景に、ピンク色の梅の花がキレイに浮かび上がって見えました。
アップロード日時 : 2008年3月21日 00:35 撮影場所 : [ 京都 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 智積院 |
撮影日時 | 2008年3月20日 10:53 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 20D |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/125秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-105mm F4L IS USM |
焦点距離 | 55mm |
絞り | f/4.0 |