金曜日、会社の先輩と話をしていたら、ふと写真の話になりました。

「写真撮るの好きだよね？」
「好きですね。毎週末、どこかに撮りにでかけてます」
「それだったらいいスポットがある」
「お！どこですか？」

ということで先輩から写真スポットを教えてもらいました。その場所は多摩市の都立桜ヶ丘公園。なんでも先輩自身、先週この場所を訪れたらしく、あまりの景色のよさにビックリしたとのこと。そんな話を聞いてはじっとしてられるはずもなく、早速今日、桜ヶ丘公園へ行ってみました。

先週の土曜日。秋っぽくスッキリ空気が澄んでいた日の夕方。池袋のサンシャイン60の展望台へのぼってみると、普段はガスって見えない場所までクッキリ見渡せました。この写真はサンシャイン60から東京湾方面を見た風景。手前に国会議事堂のてっぺん部分がライトアップされているのが見えます。その奥に見えるのは東京湾。アクアラインの「風の塔」がポツンと浮かんでいるのが見えます。さらにその奥に広がるのは房総半島。木更津の街明かりがしっかり見渡せます。

夕闇がせまったころ。サンシャインの屋上から見る街の風景はネオン一色の夜支度。ただ、空に目を向けると、そこには夕闇の中、多少昼間の明るさを残していました。とは言いつつも、広がった雲に街明かりが当たり、不思議と明るく光っていました。

イチョウの葉が広がる地面。太陽が差し込んできている部分だけ光があたってキラキラ輝いていました。

王子の石神井川沿いを歩いていたときのこと。川のほとりに一か所だけ、入り江のようになっている場所がありました。そこにはハト、カラス、カモ、ユリカモメといった大量の鳥が集まってきては、羽休めをしていました。

イチョウ林を歩いていたときのこと。夕方、斜めから差し込んでくる太陽の光が地面に当たって、イチョウの落ち葉が金色に輝いていました。

公園の噴水が勢いよく飛び出ていたときに撮影した写真。噴水に迎えって差し込む午後との太陽の光が、水のしぶきをキラキラと染め上げて、手前を歩く親子の姿がシルエットになっていました。

ここ数日、まさに「秋晴れ！」という言葉がふさわしいほど空が澄み渡っていて、東京都心部からでも房総半島がクッキリ見えるほどでした。ただ残念なことに、平日は仕事をしていて写真を撮ることができないので、ただただ美しい風景を会社の窓から見ているだけでした。ということで週末になったのでカメラを持ってお出かけ。

公園の片隅で見かけた花。すごく小さな花びらが、地面にびっしり敷き詰められているのを見て、これから冬に向かうもの悲しさみたいなものが感じられました。

赤とオレンジのもみじの葉。秋まっさかりな感じがします。

茅葺き屋根の軒下。薄暗い軒下の風景をバックに、手前の真っ赤なもみじが鮮烈なコントラストを描いていました。

昭和記念公園の和風庭園は今まさに紅葉まっさかり。今日の写真もそんな和風庭園でのひとコマ。去年のこの時期に訪れたときにもこの水瓶は色とりどりの葉がプカプカ浮かんでいました。そして今年、やはり同じように葉がプカプカ動き回っていました。おそらく誰かが葉を入れたんだと思うのですが、なかなかどうして、あなどれないセンスの持ち主です。つい見とれてしまいました。

昭和記念公園は何度か訪れたことがあるのですが、いつも疑問に思う不思議な場所があります。それが今日の写真の場所。大きなすり鉢状の窪地に、渦巻きを描くように続く小道。真ん中は水がたまりやすいからか多少ジメジメしていて、水草っぽいものが生えているのです。この場所が何の目的で作られたどういう場所なのか、見るたびに気になってしまいます。

昭和記念公園を訪れました。残念ながら天候は曇り。本当は太陽の日差しが差し込んで陰影がキリッとした状態の写真を撮りたかったのですが、こればかりは仕方のないこと。曇天の下、都下いち早く紅葉の見頃を迎えた庭園で写真を撮りまくりました。

11月も中旬を過ぎたこの時期、木々の色づきが少しずつ濃くなっていくのが手に取るようにわかります。

昼間でも肌寒くなってきた季節、それでも太陽の光は温かく、昼間の時間帯は屋外で陽の光を浴びながらのんびり過ごしたくなってしまいます。

夕焼け空の飛行機雲。グラデーションに浮かぶ一筋の雲がとても目立っていました。

太陽が沈んだあと。海を見ると水平線ギリギリのエリアにオレンジ色の帯が広がっていました。

夕暮れどきの波打ち際。黄色い太陽の光が波間に反射してユラユラ揺れている様子は、なぜか心落ち着く感じでした。

レインボーブリッジの歩道を撮影。歩道とはいえ、すぐ横を車がビュンビュンとばしている場所を歩くのは、ちょっとドキドキするものです。

レインボーブリッジを台場から芝浦へ向けて歩いていたときのこと。雲が多い日の夕方、厚く覆われた雲の切れ間から、濃いオレンジ色の夕焼け空が顔をのぞかせていました。

異様なほど空気が澄んでいた日。葛西臨海公園から東京湾を見てみると、普段は全く見えないものがクッキリ見えていました。写真中央にあるのは東京湾アクアラインの途中にある「風の塔」。その周辺には無数のタンカー、空には飛行機やら鳥やら、いろんなものが飛び交っていました。普段は空気が濁ってイマイチ見えないものですが、海空かなりいろんなものが行き交っているのだということがわかりました。

葛西臨海公園を訪れると、いつもこの場所で写真を撮りたくなってしまいます。東京湾を見下ろす展望施設。そこから眺める夕焼けはビックリするほど美しく、写真を撮らずにはいられなくなってしまいます。

夕暮れ時の台場公園。写真左側に見えるのは台場の「ホテル日航」と「グランパシフィックメリディアン」。右側に見えるのは「品川埠頭」。真っ正面に見えるのは「大井埠頭」の東京国際コンテナターミナル。そんな間にはさまれた東京湾の水面が、夕暮れ時のオレンジ色の空を反射して、辺り一面オレンジ一色に包まれていました。

日曜日、りんかい線の東京テレポート駅からフジテレビの横を抜け、お台場海浜公園を散策しました。砂浜沿いを歩きながら写真を撮りつつ、今日の写真の場所、台場公園、かつての第三台場をウロウロ歩き回っていました。夕暮れどき、空の端っこできれいな夕焼けが見えてきたので、もっとよく見てみたいと思い、見晴らしがよさそうなレインボーブリッジまで移動してみました。

土曜日。信じられないぐらい空気が澄んでいたこの日、夕暮れどきの空に、まるで線のように細い、いわゆる「弓張月」の姿を見つけました。空がオレンジ色から深い青に染まりゆくこの時間帯、ほのかに輝き始めた月と、羽田空港から離陸して高度を上げる飛行機の姿が一望できました。月と飛行機のこの組み合わせが不思議とマッチしていて、とても幻想的な感じがしました。

日曜日、お台場海浜公園へ行ってきました。それなりに天気はよかったものの、この日は残念ながら雲が多く、すっきりした秋晴れの空をおがむことができませんでした。とは言いつつも、土曜日に引き続き空気はとてもクリア。冷たい風が吹きつつも、降り注ぐ太陽の光があたりをほんわかと温かい空気で包んでくれて、まるで初秋のような快適な時間を過ごすことができました。

葛西臨海公園の波打ち際の護岸を歩く男性。うっすら広がる水溜りが鏡面のようにフラットで、男性の姿をクッキリ反射するその様子は、どこか寂しげな感じがしました。

毎年この時期になると不思議に思うことがあります。秋のこの連休の時期、東京ではなぜか天気がよく、空気が澄み渡っているのです。そして、僕は毎年この時期に、なぜか葛西臨海公園へ写真を撮りに出かけています。雲ひとつない澄み渡った空の下、海の先に見える街並みへ向けて太陽が沈んでいく様子はとてもゴージャス。しばし時を忘れ、夕暮れ時のひとときを堪能しました。

半円形の大きな窓。手前のツルツルした床にボンヤリ映る夏空の様子がとても印象的でした。