大晦日にイメージするものは「夕暮れ」の光景。一年の終わりの日ということで、一日の終わりである夕暮れをイメージしてしまいます。よくよく考えてみると、去年も一昨年も12月31日の大晦日は夕暮れどきの写真をアップしていました。

・年の瀬の往来 - 2007年12月31日
・今年最後の夕焼け - 2006年12月31日

というわけで今年もまた夕暮れどきの写真をアップします。

豊洲の夕暮れ。東京湾に流れ込む運河のそばで夕暮れどきを迎えました。西の空がオレンジ一色に染まり始めたころ、豊洲から見て南西方面にあたる台場周辺の空を見てみました。すると、空と雲の色に濃淡がうまれ、濃いイエローと淡いオレンジのまだら模様が広がっていました。夕暮れどきの空は刻一刻とその姿を変えるもの。今日の写真の空も、ほんの数分後には雲の色が薄れ始め、すぐにグレーっぽいいわゆる普通の雲の色に戻ってしまいました。夕暮れどき。なかなか油断できない時間帯です。

豊洲のららぽーとは、もともと石川島播磨重工業（現IHI）の工場跡地。ということを意識してのことだと思うのですが、ららぽーとの敷地内には造船・重工業関連の設備が「オブジェ」として所々に設置されています。今日の写真もそんなオブジェの一つ。元々は造船ドックから重量物を搬出・搬入するためのクレーンのようなもの。真下から見上げると、幾重にも組まれた鉄骨が縦横斜めと規則正しい形状を描いていました。

今日は昼すぎに起床。寝ぼけた頭で「今日はどこへ写真を撮りに行こう？」とぼんやり考えてみたものの、行き先はまったく思い浮かびませんでした。考えていても仕方ないのでカメラなどもろもろ持って外出。電車に乗りながら考えていても全く考えはまとまらず、適当に乗り換えまくっていたら豊洲に着きました。

12月23日の夜、クリスマスイブの前日ということでクリスマスっぽい写真を撮りに出かけました。昨年、一昨年とクリスマスっぽい場所として汐留シオサイトや東京ミッドタウンなどメジャーどころへ出かけていたので、今年は趣向を変えてみようと思い、新宿サザンテラスを訪れてみました。

僕はかなり頻繁に夕焼けの写真をアップします。なぜかわからないのですが、夕方になって空の色が少しずつ濃くなっていくのを目にすると、いてもたってもいられなくなり、ついつい空の写真を撮りたくなってしまうのです。先日、新宿を訪れたときもそうでした。この日は普通に街角をブラブラ歩きながら写真を撮っていたのですが、夕方になると空が気になって気になって仕方なくなったので、近場の高台である東京都庁の展望台にのぼってしまいました。

喫煙室で見かけた光景。薄暗い喫煙室のすぐ隣には大きな窓があり、そこから差し込む西日が壁にクッキリとした影を作り上げていました。

12月に入ってからというもの、何かとバタバタしていて写真を撮りに出かける機会がほとんどありませんでした。とは言いつつも、もろもろ慌ただしい時期はようやく終わり、今日は久しぶりに予定のない一日となりました。ということで早速カメラを持ってお出かけ。今日は小田急の参宮橋駅で降りて新宿界隈をウロウロしてみました。

大通り沿い。夜道を歩いていたときに撮影した一枚。狭い歩道をゆらゆらと進む自転車がとても頼りなく見えました。

環七と小田急の線路が立体交差している場所。どちらも東京都心部の交通の要として毎日膨大な車・電車の往来をさばいています。ただし、これらの交通機関はこの場所をただ通過しているだけで、交差地点自体は特に何もない普通の場所です。そういう場所をよくよく見てみると意外とおもしろかったりします。今日の写真は立体交差の下段部分の歩道を撮影したもの。決して太陽の光が当たることのないこの場所、コンクリートの冷たさと薄暗いジメジメさが同居していて、妙に気になってしまいます。

クリスマスも近づき、いろんな街でイルミネーションが見られるようになってきました。今日の写真は見てのとおり六本木ヒルズの森タワー。巨大なビルのふもとでは木の枝にオレンジ色のイルミネーションが巻き付けられていて、夜の風景に彩りを加えていました。

ここ数年、クリスマス時期のイルミネーションはブルーの色彩が流行っている様子。東京ミッドタウンの裏手にある檜山公園では芝生一面に電飾がちりばめられていて、どこまでも続くかのような青い光はまさに圧巻。まるで地面全体が青い海に包まれているような、幻想的な光景を見ることができます。

葉が散り終わった木の枝の姿から外気の寒さが感じられます。

夕暮れどき。羽田空港の方向を遠くから見つめていたときのこと。オレンジ色の空に飛行機の影が上空に向かって浮かび上がっていく様子を見ることができました。

ちょっと前のこと。池袋のサンシャイン60の展望台から撮った写真を自宅に帰ってじっくり見ていたら、撮影時には気づいていなかったものが写りこんでいました。この写真は見ての通り、代々木のNTTドコモのビル。そのさらに先の写真左端あたりに、横浜のランドマークタワーが写っていたのです。東京の空気はえてしてゴミゴミ曇っているもの。理屈の上では、東京から富士山が見える日があるぐらいだから横浜が見えたっておかしくはないのですが、かといってなかなか見えるものでもないのです。なんてことはない風景だったりはするのですが、不思議と得した気分になりました。

イチョウの葉がもっともキレイに色づいていたのは11月の下旬から12月上旬にかけて。今となってはもはや見る影もなく、地面に落ちた葉は雨と土にまみれ、元来の色をなくしかけています。そういう光景ではあまりおもしろくないので、最盛期の頃に撮影したものを改めて一枚チョイスしてみました。

高台に上って夕焼けが現れるのを待っていたことがあります。しかしながら、えてしてこういう時に限って美しい夕焼けは現れないもの。夕焼けとは空の雲の位置関係と太陽の光の差し込み型によってその美しさは大きく変わります。一年に数回、奇跡のように美しい夕焼けが現れることがあるのですが、マーフィーの法則的には、そういう時に限ってカメラを持っていないもの。世の中なかなかうまくいかないものです。

公園を歩いていたときのこと、巨大な木を見つけました。幹だけでも大人数人が手をのばしてようやくぐるりと一周できそうな太さ。こういう木を見ると、根元に座って幹に背を預けつつ、のんびり読書でもしたくなります。

東京都心部の秋はえてして遅く、11月の終わりから12月のはじめにかけて紅葉が見頃を迎えます。イチョウの葉ももはやほとんど散り終わり、あとは冬を待つばかりといった様子。

ベタ中のベタな写真ですが、やはり秋と言えばこういう写真を撮りたくなるもの。寒さ厳しくなりつつあるこの時期、昼間の暖気を運んでくれる太陽の光が、真っ赤に染まったモミジを、より明るく、より鮮やかな赤へと染めていました。

地面にギッシリ敷き詰められたイチョウの落ち葉。秋の一時期にしか見られないゴージャスな風景です。

新宿御苑の広場で撮影したひとコマ。寒々しい枯れた芝生の上に差し込む太陽の光がとても温かく、これからまさに冬本番という時期に、なんともやわらかい雰囲気に包まれていました。服を着込んだ少年の姿も、普通だったら寒そうな雰囲気に見えるものですが、勝手な印象ながらとても元気ハツラツな感じの姿は、やはり寒さを忘れさせてくれる感じがしました。

休みの日に公園を歩いていると、多くの家族連れの姿を見かけます。散りゆく季節、枝に残る葉がほとんどなくなったこの時期に、とはいえ夕暮れ時の光は優しく温かく、家族連れの姿もどこか楽しげで、なんとなくほんわかした気分に浸ることができました。

新宿御苑の桜林。春、この場所はサクラの花びらが舞い散る幻想的な場所になるのですが、晩秋のこの時期ともなると葉すらも散り終わり、全体的に茶色っぽい空間へと変化してしまっていました。

日々寒さが増して、もはや冬を感じる昨今。東京ではいよいよ紅葉真っ盛りの時期に突入しました。昨日、紅葉を撮影しに訪れたのは新宿御苑。毎年この時期には必ず新宿御苑の紅葉を撮影するのですが、いつもは人混みを避けるため平日に仕事を休んで訪れていました。しかし今年は仕事を休むタイミングがなかなかつかめず、結局土曜日に訪れることになってしまいました。

芝生に生える一本の木。ちょうどその木めがけて太陽の光が差し込んできた瞬間に撮影してみた写真です。

聖蹟桜ヶ丘の街角をテクテク歩いていたときのこと。けっこう長いこと歩いている間、徐々に太陽が沈んでいき、気がついたらあたりがとても暗くなっていました。そんなときに見かけた風景を撮影したのが今日の写真。日が暮れて、西の空にはうっすらと光が残りつつ、天頂から徐々に夜の帳が降りていく時間帯、オレンジと紫のグラデーションが空を素敵な具合に染めていました。

イチョウの木が連なる林の中。木々の間から差し込んでくる太陽の光が地面に黒と黄色のストライプ模様を作りだしていました。

雨上がり、岩のくぼみにたまった水。水の中には近くの木から落ちてきたもみじの葉がキレイに並んで沈んでいました。

公園を歩いていると真っ赤なもみじを見つけました。あまりに鮮やかな色彩にハッと目を奪われ、思わず写真に撮った一枚です。

今日もまたスッキリ晴れ渡った一日。しかし今日は外出せず、自宅でのんびり過ごしました。夕暮れどき、西の空がオレンジ色に染まっていく様子が気になりつつも、今日は特に意識しないようにしていました。しかし、日も暮れて空が暗くなったころ、南西の空にうっすら月が出ているのを発見。気になって気になって、ついつい撮ってしまったのがこの一枚。触れるとスパッと切れてしまいそうなほどの月でした。