2009年1月 2日
レトロな駅舎
今年の正月は実家のある福岡県北九州市に帰省していました。せっかく帰省したのですから、北九州市の写真を撮らねば!と思い、まず訪れたのは門司港。ここ数年「門司港レトロ」と銘打ってブランディングを行い、北九州市の観光事業ではスペースワールドと並ぶ柱となっている感すらあります。
門司港の中でも真っ先に訪れたのはJR門司港駅。ここは九州を縦断する鹿児島本線の起点となる駅で、九州最北端の駅でもあります。駅舎は1914年に作られたものがそのまま今に残っていて、国の重要文化財にも指定されています。観光事業として進める門司港レトロではまさに中核とも言える建物です。
駅舎に着くと、まずは緑の窓口で入場券を購入。改札の中へ入ってウロウロしてみます。かつて門司港駅は九州の鉄道の起点となっていた時代があるのですが、今は山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ関門鉄道トンネルができてしまったため、本州からの鉄道は門司港駅の2つ隣にある門司駅に接続し、そのまま鹿児島本線を小倉・博多方面へ走って行きます。そのため門司港駅は今や九州最北端の終着駅としての機能しかなくなってしまいました。しかし改札の中はかつてを偲ばせる長大なプラットフォームの姿を見ることができます。
プラットフォームも木造の屋根、白熱灯の照明、駅名表示などなど、昔ながらの設備がそのまま残っています。僕が子どものころ、1980年代前半までは、こういった駅舎の光景も所々の駅で見ることができました。同じ北九州市では折尾駅、若松駅などがこのようなテイストでした。しかし若松駅はもはや見る影もなく、折尾駅も一部レトロなテイストを残しつつも、かつての姿からは大きく変わってしまいました。そうであるがため、門司港駅のようないにしえの姿そのままの駅は「歴史的に貴重」というよりはむしろ、「実体験的に懐かしい」という気持ちの方が強く感じられました。
アップロード日時 : 2009年1月 2日 00:56 撮影場所 : [ 福岡 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | JR門司港駅 プラットホーム |
撮影日時 | 2009年1月 1日 14:55 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 5D |
フォーマットサイズ | 35mm |
ISO感度 | 400 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1EV |
露出時間 | 1/125秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM |
焦点距離 | 400mm |
絞り | f/5.6 |