街角散歩

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2009年1月 8日

街角の盛衰

街角の盛衰

路地の奥というのは、普段なかなかじっくりと見ないものです。しかし、そこをじっくり見て、普段気づかない風景に目を向けるのが「街角散歩」の目的だったりします。普段から写真を撮りまくっていると、ついつい一般的にキレイな風景ばかりに目が向いてしまい、「夕焼け」や「花」の写真などを撮ってしまいます。いや、これらの写真も当然、街角のイチ風景には違いないのですが、何気ない普段の風景の中にも、実は意外な一面に潜んでいるものなのです。

例えば今日の写真。これもまた僕の地元、北九州市の若松区で撮影した写真です。若松の中で古くから栄えている本町という地域があります。若松とはもともと石炭の運搬で栄えた街。かつては官営の八幡製鉄所で使う膨大な量の石炭を運搬、蓄積するための拠点として若松という街は発展していきました。ところが、世界的なエネルギー政策転換、そして八幡製鉄所、現在の新日鐵八幡製鉄所の北九州市における相対的な地位低下などに伴い、石炭需要は急速に減少。石炭で栄えた若松も徐々に衰退していきました。かつて隆盛を誇った本町という街も、今では人も店も減り、かなり寂しくなっています。

そんな街角で見つけたのが今日の写真のエリア。若松区役所から恵比寿神社に抜ける道から脇にのびる路地を撮影したものです。この近辺はこれまで何度も通過したことがあるのですが、じっくり見てみたのは今回が初めて。同じ形の古い家が並ぶこの一角は、かつて隆盛を誇った街の栄華の爪痕といったイメージで、どことなく寂しげでした。

アップロード日時 : 2009年1月 8日 00:37    撮影場所 : [ 福岡 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 北九州市若松区役所周辺の路地
撮影日時 2009年1月 2日 14:35
カメラ情報
カメラ Canon EOS 5D
フォーマットサイズ 35mm
ISO感度 200
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 1/125秒
レンズ情報
レンズ EF24-105mm F4L IS USM
焦点距離 60mm
絞り f/4.0

コメント

昔の日本? をかんじるというか・・・昔の日本をあまり知りませんけど・・・・
とってもレトロな感じがしますね^^


詩音

投稿者 Xiong M Jarka : 2009年1月 8日 23:46


>詩音さん
僕自身、高度成長期と呼ばれる時代の実体験があるわけ
ではないのですが、まさに高度成長期のまま時が止まって
しまっているような感じでした。

投稿者 コーヒー : 2009年1月 9日 01:54


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