2009年2月 8日
竹林への斜光
世田谷区の蘆花恒春園に行ってきました。京王線の芦花公園駅からほど近いこの公園、今回初めての訪問です。そもそも意図して訪れたのではなく、ブラブラしてる途中にたまたまこの公園を発見。そのままフラフラと中へ入って写真を撮ってみました。
今日は自転車で家を出発。最初に向かったのは下高井戸。東急世田谷線の線路脇から甲州街道の永福料金所界隈までグルグル移動しながら写真を撮影。その後、なんとなく「次は砧公園でも行ってみるかな?」ぐらいなイメージで西へ西へと自転車を漕ぎ進んでみました。ところが、住宅地の中を進んでいるとだんだん方向感覚がわからなくなってくるもの。世田谷の住宅地は道が縦横斜め、縦横無尽に広がり、しかも一方通行の嵐。よほど慣れた人でないと方向感覚をつかむのが難しかったりします。ということでよくわからないまま適当に自転車を漕いでいてたどり着いたのが環八の千歳台交差点でした。
交差点を何気なく進んでいると、道路の反対側に広がる森のようなものが目に飛び込んできました。何があるのか気になって近くまで行ってみると、看板には「都立公園 蘆花恒春園」と書かれていました。都立公園と言って思い出すのは上野公園、代々木公園、砧公園など。いずれも面積が極めて広く、いつでもそこそこおもしろい写真が撮れることから、写真のネタに困ったらいずれかの都立公園を訪れていたりします。しかしながら蘆花恒春園なんていう都立公園の存在を知ったのは今回が初めて。しかも公園の名前からして「○○公園」ではないところが気になります。そもそも「蘆花恒春園」って読み方すらわかりませんでした。
何はともあれ都立公園であるならば、それなりに楽しめそうだと思い、自転車をとめて徒歩で公園の中をグルグル歩き回ってみました。すると園内でこの公園の由来みたいな案内板を発見。もともとこの場所は大正時代の文豪の徳富蘆花という人が住んでいた場所で、自らの住み処を「恒春園」と呼んでいたと。そしてこの人の死後、家・土地もろもろが自治体に寄贈されて公園化され、蘆花恒春園という名前になったのだというとこがわかりました。ちなみに「ろかこうしゅんえん」と読むそうです。園内には徳富蘆花が住んでいた場所が「徳富蘆花旧宅」として史跡指定され、一般公開されているもよう。しかし僕が訪れたときは公開時刻を過ぎていたので建物の中を見学できませんでした。しかし建物外周部の庭園っぽいところへ入ることはできたので、カメラ片手にウロウロしてみました。
徳富蘆花旧宅の庭には熊笹や竹林が広がっていていました。都立公園で竹林を見るというのはどうにも不思議な感覚。しかしこの場所が元々は人の住み処であったということを考えると、竹林があるのも納得です。ということで今日の写真は徳富蘆花旧宅の庭に広がる竹林です。夕暮れどき、真横から差し込む太陽の光がたけの片側だけを明るく照らしている様子がとても印象的でした。
アップロード日時 : 2009年2月 8日 02:56 撮影場所 : [ 世田谷区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 東京都立 蘆花恒春園 |
撮影日時 | 2009年2月 7日 16:08 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 5D |
フォーマットサイズ | 35mm |
ISO感度 | 100 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1/3EV |
露出時間 | 1/80秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-105mm F4L IS USM |
焦点距離 | 70mm |
絞り | f/4.0 |