2009年12月31日
床の間の着物
12月28日から30日までの二泊三日、京都に宿泊して各地を観光していました。今回この旅のベースとなる宿として選んだのが田舎亭という旅館。祇園から清水寺へ向かう途中、石塀小路という風情あるエリアがあるのですが、その一角にこの宿は位置しています。古くは一見さんお断りの宿だったらしいのですが、いつからか一般客も泊まれる普通の宿になったらしく、今では普通に観光案内書などに載っていたりします。そんなバックボーンを持った宿とは果たしてどういうものなのか、かなり興味津々だったこともあり、今回は実際に泊まってみることにしたのです。
実際に泊まってみた感触として、多少の古さは否めないとしつつも、むしろその古さが京都らしさをより一層引き立てているような感じがしました。さすがに宿の中で写真を撮りまくるのは気が引けたので宿そのものの写真は撮っていないのですが、唯一撮ったのが今日の一枚です。
客室には床の間があり、そこには当然のように掛け軸が備えられていたのですが、その足元にミニチュアの着物セットがひっそりと飾られていたのです。こんなミニチュアセットがあること自体驚きだったのですが、それよりも何よりも和室の床の間にこのミニチュアセットを違和感なく設置できるそのセンスに驚かされました。代々続いてきた京都の旅館、その「おもてなし」の技法の真髄をちょっとだけ垣間見たような気がしました。
アップロード日時 : 2009年12月31日 00:02 撮影場所 : [ 京都 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 京都・祇園石塀小路 田舎亭 |
撮影日時 | 2009年12月30日 09:30 |
カメラ情報 | |
カメラ | Canon EOS 5D |
フォーマットサイズ | 35mm |
ISO感度 | 800 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | -1EV |
露出時間 | 1/100秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | EF24-70mm F2.8L USM |
焦点距離 | 35mm |
絞り | f/2.8 |