2010年1月24日
雲間の薄明光線
目が覚めたら窓の外は気持ちいいぐらいスッキリ晴れていたので、いつものようにカメラを持って外出。新宿御苑で早春の植物の写真を撮っていたのですが、ふと気がつくと空の面積に占める雲の量が増えていました。「これはもしや...」と思い、カメラをしまって急いで新宿御苑を後にしました。
新宿三丁目から副都心線に乗って雑司ヶ谷へ。都電荒川線に乗り換えて東池袋四丁目を降り、そこから歩いてサンシャインシティへ。向かった先はサンシャイン60の展望台。というのも、空気が澄んだ日で、かつ雲がそこそこ多い日にはキレイな夕焼けが発生しやすいのです。ということでサンシャインで夕焼け待ちをすることにしました。
エレベーターで60階に到着。そこから階段で屋上展望台へ上ると、そこには壁際一面にズラーッと並んだカメラマンの姿がありました。サンシャインの展望台にはいつ来てもそれなりにカメラを持った人がウロウロしているものですが、この日はかつて見たことないぐらいたくさんの人が詰めかけていました。何事が起こったのかわからないまま僕もフェンス際へと移動。カメラのセッティングをしていると、横にいる人の話し声が聞こえてきました。
「今日はダイヤモンド見れそうにないね」
この一言でピンときました。ちょうど「ダイヤモンド富士」の時期だったのです。ダイヤモンド富士とは日没時の太陽が富士山の山頂に沈んでいく様子を表した言葉。富士山の山頂がダイヤモンドのように輝くことから名付けられた言葉です。ダイヤモンド富士は見る場所によって微妙に時期が違ってくるのですが、サンシャイン60はちょうどこの日から1週間が見頃ということで、プロモーション用のポスターがあちらこちらに貼られていました。
しかしながらこの日はちょうど富士山の位置に雲がかかっていて、ダイヤモンド富士をおがめませんでした。ついでに言うと、キレイな夕焼けは発生しませんでした。しかしながらダイヤモンド富士や夕焼けに引けをとらない、美しい自然現象を撮影できました。それが今日の写真です。
南西の空の雲が斜め一直線にピシッと切れて、雲の切れ間から太陽の光が薄明光線となって地上に降り注いでいました。あまりの神々しさに、まるで神さま的な何かが降りてきそうな、そんな感じすらしました。
アップロード日時 : 2010年1月24日 02:21 撮影場所 : [ 豊島区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | サンシャインシティ サンシャイン60 展望台 |
撮影日時 | 2010年1月23日 16:04 |
カメラ情報 | |
カメラ | CONTAX N DIGITAL |
フォーマットサイズ | 35mm |
ISO感度 | 25 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | ±0EV |
露出時間 | 1/500秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | Vario-Sonnar T* 24-85mm F3.5-4.5N |
焦点距離 | 24mm |
絞り | f/3.4 |