街角散歩

« 鳥居奥の梅 | メイン | 一面の落花 »

2010年3月 4日

斜めの階段

斜めの階段

新宿から中野坂上まで歩いていたときのこと。青梅街道をひたすら西へと向かっていると途中に現れたのは淀橋という橋。かつて西新宿一帯は淀橋と呼ばれていて、今の新宿都庁はその昔、東京都水道局の淀橋浄水場という、この橋の名前にちなんだ名前の浄水場があったりしました。電気屋さんとして有名なヨドバシカメラの社名の元にもなった橋です。その橋からさらに西へ数分歩いていると、道の右側に小さな鳥居があるのを発見しました。

雑居ビルと駐車場の間の細い参道を抜けると、そこには今日の写真のような階段が続いていました。斜めに向かって伸びるこの階段、見ているとどこか遠近感が狂ってしまうような不思議な感覚におそわれてしまいます。帰宅後この神社について調べてみたところ、中本一稲荷神社という名前でした。なぜこんな場所に神社があるのかサッパリわかりませんでしたが、鳥居に書かれた文字を見ると「慶應四戊辰年」とあったため、実はそこそこ古いものであることがわかりました。当然のことと言えば当然なのですが、明治神宮よりも古いと思うと、ちょっとだけ見る目が変わってしまうから不思議です。

アップロード日時 : 2010年3月 4日 01:00    撮影場所 : [ 中野区 ]

地図

撮影詳細情報

撮影情報
撮影場所 中本一稲荷神社
撮影日時 2010年2月27日 16:50
カメラ情報
カメラ Canon EOS 5D
フォーマットサイズ
ISO感度 100
露出プログラム 絞り優先AE
露出補正 -1/3EV
露出時間 0.1秒
レンズ情報
レンズ EF24-70mm F2.8L USM
焦点距離 24mm
絞り f/2.8

コメント

斜めに向かって伸びる階段って、不思議ですね。のぼり旗が、まるで千本鳥居のようです。
それにしても、階段に落ちている花びらは、もしかして梅でしょうかね?東京はもうそんな季節なんですね。
稲荷つながりで・・・製造業の会社に勤務しているのですが、工場の敷地内に稲荷神社があって、毎月安全祈願祭があります。
入社当初はなんでこの時代に神頼み???って思ってましたが、今ではなんとなく、しっくりきています。

投稿者 のんのん : 2010年3月 4日 20:17


>のんのんさん
斜めの階段ってなかなか目にする機会がないので、とても不思議な感じがしました。階段の花びらはお察しのとおり梅です。品種にもよりますが、ここ最近、梅の花が少しずつ散りはじめました。ところで工場について。かつて全国各地のいろんな工場を取材で訪れましたが、だいたいどの工場にも神社や小さな祠があったのを記憶してます。安全や商売繁盛などは本質的には企業努力である一方で、メンタルな部分も大きいのではないかとも思います。

投稿者 コーヒー : 2010年3月 5日 00:35


コメントを投稿

ATOM ATOM rss1.0 rss2.0