2010年3月28日
標準木の開花
東京で桜の開花と言えば靖国神社です。靖国神社の境内には気象庁が桜の開花度合いを観測するための「標準木」と呼ばれる桜の木があります。ソメイヨシノという品種はそもそも江戸時代に品種改良で作られたもの。この種が接ぎ木によって世界各国に広がっていったため、今では桜の代名詞というべき存在になっています。この品種は自ら種子を作って増えることができないため、繁殖のためには必ず「接ぎ木」という行程を経なければなりません。ということで世の中に存在する全てのソメイヨシノはクローンであって、遺伝子的には完全に同一だったりします。そのため、気象条件や育成条件が同じ場所では必ず同じタイミングで花を咲かせます。ということであるため、標準的な樹木を1つだけウォッチすることで、その近辺の桜の開花状況を言い表すことができるのです。
ということで靖国神社の境内で東京の標準木であろう個体の写真を撮影してみました。開花はしているものの、まだ三分咲きと言ったところ。4月1週目の週末あたりが最盛期ではないかと思われます。今週から来週にかけて、桜の様子は要チェックです。
アップロード日時 : 2010年3月28日 20:24 撮影場所 : [ 千代田区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 靖国神社 |
撮影日時 | 2010年3月27日 13:52 |
カメラ情報 | |
カメラ | CONTAX N DIGITAL |
フォーマットサイズ | 35mm |
ISO感度 | 25 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | ±0EV |
露出時間 | 1/180秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | Vario-Sonnar T* 70-300mm F4-5.6N |
焦点距離 | 282mm |
絞り | f/5.7 |