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2011年2月15日
空白の計画地
東京都世田谷区はクルマに乗る人たちにとって別の名称で呼ばれることがあります。それは「世田谷樹海」。クルマで走っているときに大通りからちょっと路地に入り込んでしまうと、一方通行や行き止まり、車両限界の隘路などに阻まれ、かなりの確率で道に迷ってしまうことからこの名がつけられています。
そう思って地図を見てみると、世田谷区の広大な土地の中で"ちゃんとした"幹線道路は数えるほどしかないことがわかります。都市計画的にはちゃんとした道路網が計画されているのですが、実際は事業化されていなかったり、土地取得の途中で放置されていたり、部分的にしか開通していなかったりと、区内全域で中途半端な道路がゴロゴロしています。
今日の写真はそんな中途半端な場所のひとつで撮影したもの。既存道路の延伸予定地にちょっとだけ土地取得が完了している場所があります。しかしそんな虫食いの土地は道路全体の建設工事が始まらないと全く役に立ちません。なのでそういう土地は建設予定地全域の土地取得が完了するまで何にも使われず放置されることになります。
放置されると当然のことながらどんどん荒れ果てていくもの。今日の写真の場所も、地面にはアスファルトが敷かれているのですが、そのスキをついて猫じゃらしが根を張り、穂を広げていました。この道路はまだまだ当分事業化される気配がないので、この猫じゃらしも当分はここで育ち続けるような気がします。
アップロード日時 : 2011年2月15日 00:32 撮影場所 : [ 世田谷区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 世田谷区若林5丁目周辺 |
撮影日時 | 2011年2月13日 15:37 |
カメラ情報 | |
カメラ | EPSON R-D1 |
フォーマットサイズ | APS-C |
ISO感度 | 200 |
露出プログラム | 絞り優先AE |
露出補正 | ±0EV |
露出時間 | 1/250秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 SC |
焦点距離 | 35mm |
絞り | f/8.0 |