2011年6月28日
緑地の清涼感
今年の3月末に新しいデジタルカメラを購入したこと、それに付随してフィルムカメラを購入したことをこのブログのエントリにアップしました。
・新しいデジタルカメラ購入について - 「道具としてのカメラ」2011年3月28日
・フィルムカメラ購入について - 「レンズの探求」2011年3月29日
新しく買ったデジタルレンジファインダーカメラ用にレンズが欲しかったわけですが、値段が高く財布と折り合わなかったのでマウントアダプタ経由で違うマウントのレンズを購入することに。そう思ってレンズを選んでいると、偶然にもフィルムカメラ本体も買うことになってしまい、それだったら、ということでフィルムカメラを使い倒すことにしたわけです。
ここまではかつてのブログで書いたこと。実は並行してちょっと違う試みも進めていたのです。せっかくフィルムを使うようになったのだから、どうせだったらかねてより気になっていた中判のスクエアフォーマットに手を伸ばしてみることにしたのです。
・スクエアフォーマットの写真 - 「ピンクの庭園」2011年4月 3日
僕らが映像や写真でよく目にするのは横長の長方形フォーマット。テレビにしてもデジタルカメラにしても、基本的に横長です。しかしフィルムの中には正方形のフォーマットがあります。ブローニーフィルムを使って撮影する、いわゆる中判の中で6x6と呼ばれるフォーマットです。
6x6で有名なのはハッセルブラッド。機材にたいして興味のない僕でもよく知っている超有名ブランドです。超有名なだけあって、ハッセルブラッドは中古であってもそれなりに高いもの。いくら中判に手を伸ばしてみたいと言ってもハッセルブラッドを買うようなお金はありません。ということで財布と折り合いのつくカメラということで選んだのが「PENTACON six TL」という旧東ドイツのカメラです。
旧東側諸国のカメラは信頼性に乏しいという話をよく耳にしますが、このカメラも例にもれず、お世辞にも信頼できるとは言えないクオリティです。各部の動作は全体的に心もとなく、規則性はないのですが、けっこう頻繁に各部の調子が悪くなるのです。
そんなカメラでも中判は中判。しかもスクエアフォーマット。せっかく手に入れた憧れのスクエアフォーマットのカメラということで、けっこう持ち出して使っています。
今日の写真もPENTACON six TLで撮影した一枚。下高井戸から北に向けて歩き、甲州街道を超えてさらに北へ。しばらく歩くと神田川に突き当たり、川に沿って東へ進んだところに、狭く小さな「どんぐり緑地」という公園があります。梅雨時のジメジメとした気候の中、川沿いのこの一角だけは緑に囲まれてどこか涼しげな感じがしました。
アップロード日時 : 2011年6月28日 00:26 撮影場所 : [ 杉並区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | 永福1丁目 どんぐり緑地 |
撮影日時 | 2011年6月25日 14:29 |
カメラ情報 | |
カメラ | PENTACON six TL |
フィルム | Kodak Professional EKTACHROME Film E100VS |
フォーマットサイズ | 6x6 |
ISO感度 | 100 |
露出時間 | 1/60秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | Carl Zeiss Jena MC Sonnar 180mm F2.8 |
焦点距離 | 180mm |
絞り | f/2.8 |