2011年11月25日
夕刻の逆光
浅草から吾妻橋を渡った向かい側、アサヒビール本社ビル周辺で写真を撮っていたときのこと。夕方、鋭角に差し込んでくる太陽の光が吾妻橋ホール真横の広場のタイルに反射して、周辺を黄金色の光で染め上げていました。
こういう光景はこれまで何度も撮影してきたのですが、ほとんどは最近のデジタルでの撮影でした。しかしながら、この日使っていたのは古いフィルムのカメラでレンズはこれまた古い東ドイツのもの。一応はカールツァイスイエナという、それなりに有名なレンズではあるのですが、作りの古さはいかんともし難いもの。最近のレンズでは逆光状態でも特に大きな破綻なく光を捉えることができるのですが、このレンズは見ての通り盛大にフレアが発生しています。
とはいえ、こういったフレアは見方によっては演出的な効果に見えなくもありません。狙って撮れれば言うことはないのですが、今回のように偶発的に現れるのも、ある意味驚きがあって悪くないように感じられました。
アップロード日時 : 2011年11月25日 00:01 撮影場所 : [ 墨田区 ]
地図
撮影詳細情報
撮影情報 | |
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撮影場所 | アサヒビール吾妻橋ホール横の広場 |
撮影日時 | 2011年11月20日 15:43 |
カメラ情報 | |
カメラ | Kiev 88C |
フィルム | KODAK PROFESSIONAL EKTAR 100 |
フォーマットサイズ | 6x6 |
ISO感度 | 100 |
露出時間 | 1/1000秒 |
レンズ情報 | |
レンズ | Carl Zeiss Jena MC Biometar 80mm F2.8 |
焦点距離 | 80mm |
絞り | f/8.0 |
コメント
コーヒーさん おはようございます
確かに、この逆光による想像もつかない効果が素敵ですね。タイルの構図とビルの映り込み、全てが計算された感じが受けます。3Dを感じさせる構図、勉強になります。
投稿者 nonn : 2011年11月30日 07:05
>nonnさん
使い慣れないレンズだったこともあって、構図以外のかなりの部分が偶然の産物だったりします。でも、そういった偶然こそがオールドレンズの楽しみ方の一つだったりするんですよね。気に入っていただけて嬉しいです。
投稿者 コーヒー : 2011年11月30日 23:48