街角散歩

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2017年12月 8日

カンファレンス撮影の社内理解醸成

カンファレンス撮影の社内理解醸成

この記事はカンファレンスカメラマン Advent Calendar 2017の8日目の記事です。

2013年に子供が生まれてからというもの、プライベートで写真を撮りに出かける機会だけにとどまらず、そもそもプライベートな時間そのものがほとんどなくなってしまい、ブログを書くことすらなくなってしまいました。しかし!今回久しぶりにブログ復活。きっかけはカンファレンスカメラマンカンファレンス。このメンバーでアドベントカレンダーを立ち上げることになったので僕からも記事をポスト。

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前述のように2013年から子供が生まれてプライベートで写真を撮る機会は激減したのですが、その一方で会社で写真を撮る機会が激増しました。子供が生まれる1年前、所属している会社で「公式カメラ隊」という、社内の写真撮影ニーズに応えてボランティアで写真を撮影する団体が発足。

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2012年の発足当時はたった5人でスタートしたわけですが、今では国内外9拠点で100人弱の隊員を抱え、年間250案件ほどの撮影案件をさばく大所帯となりました。これだけの規模になると所属フォトグラファーのスキルもバックボーンも様々。そもそも組織の運営自体が大変になってきます。本業の仕事が忙しくなってボランティアとして写真撮影に出る時間が捻出できなくなったり、逆に写真を撮ることが楽しくて楽しくて本業の方をおろそかにしてしまったりする人も出てきたりすることがあります。いずれにしても本業の傍らで社内ボランティア活動をしているわけですから、本業の上長や部門メンバーから写真撮影活動を理解してもらうことがとても重要です。

結論から先に書きますと「本業で成果を出す」もしくは「本業を一生懸命やっている」と上司や周囲に受け止めてもらえないとボランティアでの写真撮影は成り立ちません。本質的には会社は仕事をするところです。仕事がちゃんとできていないのに業務時間に本業外のことをやるのは一言でいえば給料泥棒です。そうならないように、ヤバい兆候を感じたら上長は「写真なんか撮ってるんじゃなくて本業でやることやれよ!」と業務改善指示を出すことでしょう。そうなると当面は写真を撮るどころではなく、本業での成果をしっかり出さざるをえません。

当然といえば当然の話なのですが、これが思ったより簡単な話ではないのです。社内での写真撮影となると、イベントの記録写真であったりサービスに掲出する写真であったり、いずれのシチュエーションにおいても誰かしらから「撮ってほしい」と依頼を受けて写真を撮るわけです。依頼者は写真をうまく撮れない、もしくは写真を撮れるだけの時間がとれないといった写真を撮れない理由があるわけですから、依頼して撮ってもらえたらそれは嬉しいわけです。写真を撮ったことで依頼者から感謝されます。感謝されたフォトグラファーはそりゃ嬉しいですよね。そこに罠が潜んでいるわけです。

前述のような「本業そっちのけでボランティア撮影に専念する人」というのは感謝されることにより承認欲求が満たされます。そうするとより一層感謝されたくて撮影に専念したくなるわけです。一種の承認欲求中毒状態といえます。本来会社においては本業において承認欲求を満たすべく活動すべきですが、本業がうまくいかなかったりした場合、別のところで代替的に承認欲求を満たそうとすることである種の現実逃避に走りたくなるのです。

元々良好でない業務状態において、本業から離れれば離れるほど自体は悪化します。会社でボランティアとしての時間を使うことができるのは本業あってこそ。頭ではわかっていても場合によっては自制がきかないこともあるでしょう。そういときは一旦社内ボランティアから完全に離れて本業に専念した方がいいです。そうでないと短期的な会社生活だけでなく、長期のキャリアプランに綻びが生じかねません。僕らは日頃の写真撮影のテクニック活かしてを会社のビジュアルプレゼンテーション向上のためボランティア的に社内写真撮影ニーズに応えるわけです。でもこれは本業によって会社の業績に貢献した上でのアドオン要素です。まずはベースとなる本業を疎かにしないことを肝に銘じなければなりません。

【余談】
写真は公式カメラ隊メンバーの集合写真。前から2列目の一番左が筆者。

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アップロード日時 : 2017年12月 8日 21:26 | コメント (1)

撮影場所 [ 千代田区 ]

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